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本日、指定居宅介護支援事業所イデア内にて、勉強会「虐待防止について」と併せて、虐待防止委員会を開催しました。令和6年度から、介護サービス事業所では高齢者虐待防止の推進に関する新たな基準の経過措置が終わり、いよいよ完全に義務化されます。
今回は、「虐待防止委員会」とは何か?について解説していきたいと思います。
令和3年度の介護報酬改定のポイントのひとつとして、「高齢者虐待防止の推進」が挙げられていました。高齢者虐待防止への指針については、日本における高齢化率への上昇と共に、虐待件数の増加が背景に挙げられます。
厚生労働省の調査によると、2021年度の介護施設職員による高齢者虐待と判断された件数は739件で、虐待を受けた高齢者は1,366人でした。また、相談・通報件数も2,390件で過去最多となりました。
虐待があったのは特別養護老人ホーム(30.9%)、有料老人ホーム(29.5%)、認知症グループホーム(13.5%)の順に多く、虐待した職員965人の8割が介護職でした。
虐待の内容としては「身体的虐待(51.5%)」「心理的虐待(38.1%)」「介護放棄(23.9%)」の順に多く、全体の24.3%で身体拘束もありました。
虐待理由の上位は「教育・知識・介護技術の問題」「虐待を助長する組織風土」「職員のストレス」となっています。
一方、相談・通報者は2,713人で、施設職員(29.8%)、管理者(16.3%、)、家族・親族(13.2%)の順に多くなっています。
出典:厚生労働省「令和 3 年度「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」に基づく対応状況等に関する調査結果(添付資料)」
引用記事:令和6年度から全介護施設で高齢者虐待防止の推進が義務化!概要や取り組み方について解説
令和6年度までの3年間を経過措置としており、全介護サービス事業所が虐待防止に向けた取り組みを実施していかなければならないとされています。
虐待防止委員会について
指定居宅介護支援事業所イデアでの虐待防止委員会の開催内容について、議事録を元に「虐待防止委員会」の内容について解説します。以下、引用として「第3回/虐待防止委員会」より抜粋
開催日時:令和7年4月14日
場所:指定居宅介護支援事業所イデア 相談室
参加者(役職):屋比久秀雄(管理者)・他全職員
検討事項について
1:虐待委員会の他事業所内の組織に関すること
2:虐待防止のための指針の整備に関すること
3:虐待防止のための職員研修の内容(実施時期)について
4:虐待防止について、従業者が相談・報告できる体制整備に関して
5:その他、課題や次回の開催時期について
1:虐待防止委員会の他事業所内の組織に関すること
・管理者、屋比久秀雄が委員長として委員会を開催。
・外部協力として地域包括支援センター安里・安謝・居宅介護支援事業所共同開催勉強会へ参加予定を予定。
・別法人の居宅介護支援事業所との連携を図る(現在、他居宅介護支援事業所へ打診中)
・家族代表に関しては、継続して○○様のご家族へ依頼する(個人情報保護の観点から利用者名を伏字とする)。
2:虐待防止のための指針の整備に関すること
・指針及びマニュアルを整備、事業所内に閲覧可能として掲示する。又、ホームページでも引き続き、閲覧可能な体制に努める。
3:虐待防止のための職員研修の内容(実施時期)について
・マニュアルを元に年1回は実施予定(本日、4月14日実施済み)
・新入社員の入社時(令和7年7月に入社研修に併せて実施予定)など
・都度、外部研修や事例検討会などの案内があれば職員を派遣する。
4:虐待防止について、従業者が相談・報告できる体制整備に関して
・組織図を元に体制整備を行う。外部協力や家族代表などの選定や変更があれば都度、変更を行う。
5:課題や次回開催時期について
・次回開催に時期に関しては虐待防止勉強会後に開催。(時期は後日調整)
という訳で、「虐待防止委員会」の議事録に基づいて、紹介しました。具体的な内容に関してはホームページ内の『高齢者虐待防止への指針』を参照ください。
新年度を迎え、慌ただしい日々が続きますが、体調を崩しませぬようお過ごしください。
こんにちは。今回も、イデアのブログをお読みいただきありがとうございます。
今回は、「在宅ワークという働きかたは気になるけれど、仕事の頑張りはどのように評価されるのか?」と、気になりませんか?
イデアの人事考課とは?
イデアでは、「ハイブリッドワーク(在宅ワークと事務所への出勤が選べる)」を採用しています。その、頑張りに応じて、「インセンティブ評価」や個人の業務態度(遅刻・欠勤・業務態度)などの評価に応じて人事考課を行い、「賞与額の加算」や「基本給の昇給」を行っています。
今回は、イデアでの「働きかた」と「人事考課」をテーマに記事を書きました。
「評価(インセンティブ)手当」という考え方
イデアでは、職員の勤務に対する頑張りを、実際に業績や成果に基づいて評価しています。「評価(インセンティブ)手当」という形で支給しています。
「評価(インセンティブ)手当」とは何か?と、具体的に言うと、ケアマネージャーが受け持つ「担当件数」を個人の努力として評価するシステムです。
この考え方は、目に見える努力や頑張りを成果として評価する「成果主義」と呼ばれます。成果主義とは、頑張った分の努力が「成果」として、自分への報酬として反映されるためモチベーションアップにつながる施策だと言えます。
一方で、「成果主義」にはメリットやデメリットがあります。
成果主義のメリット
イデアでは、担当件数33件以上の担当件数を持つと、1件あたり¥3000円が加算される「評価(インセンティブ)手当」という、仕組みを取っています。加算された手当は夏季と冬季賞与時に支給される流れになります。
毎月、35件の担当件数を6カ月維持できれば、「評価(インセンティブ)手当:①」(¥3.000)×「該当件数:②」(3件)×「期間6カ月:③」=「手当額:④」になります
(例)上記の説明を元に計算すると・・・
(①)3.000 × (②)3 × (③)6 = (④)54.000円が「評価(インセンティブ)手当」になります。賞与額に手当が上乗せされて支給されます。
※詳しくはサイト内「求人情報」を参照
成果主義のデメリット
業務として、単純に件数を持てばよいのではなく、担当利用者やそのご家族への継続的なフォローアップや必要に応じてサービス調整などが必要になります。もうひとつ大事なポイントとして「記録を残す」うえで書類作成も業務の一つです。短期的な視点から成果にとらわれると、かえってストレスや負担を増やす結果になりかねません。
さいごに
イデアでは、ハイブリッドワーク(出社と在宅ワークが可能)を採用しています。在宅ワークが増加する中、仕事の評価をどのように実施するかは重要な課題となっています。従来のオフィス勤務とは異なり、在宅ワークでは直接の監督や同僚との対面でのコミュニケーションが少ないため、評価の方法にも工夫が求められます。
「担当件数」や「研修への参加」など「見える業務内容」を評価すると同時に、「事務所の雰囲気つくりに貢献する」や「前向きに業務に取り組む態度」など「目にみえない部分」も評価し昇給への人事考課に繋げていきます。
1.序章
こんにちは!この記事では「自宅での介護環境の整え方:ケアマネージャーの提案」についてご紹介します。
介護を必要とする家族がいる方々にとって、安心して生活できる環境を整えることは大変重要です。
「転倒による骨折で入院してしまったことをきっかけに介護が始まった」など、高齢者による転倒事故は寝たきりになるリスクをはらんでいます。
この記事では、ケアマネージャーが提案する具体的な方法やポイントをまとめています。日常生活の問題点を把握し、適切な福祉用具や介護サービスを活用することで、介護の負担を軽減し、より快適な生活を実現するお手伝いができれば幸いです。
自宅での介護は、高齢者や障害を持つ方々が住み慣れた場所で安心して生活を続けるために非常に重要な環境と言えます。
家族が身近にいることで、精神的な安心感や孤独感の軽減が期待できます。また、住環境の変化が少ないため、生活のリズムや習慣を維持しやすいという利点もあります。
入院や施設入所といった環境の変化によって精神的なストレスから認知症などを発症してしまったというケースからもわかる様に「住み慣れた環境で暮らせる」と言う介護条件は利用者にとってメリットの1つとも言えます。
しかし、家庭での介護には多くの課題も伴います。まず、家族の介護負担が大きくなりがちで、心身の疲労やストレスが溜まりやすい点が挙げられます。
さらに、住宅の構造がバリアフリーに適していない場合、事故や転倒のリスクが高まることがあります。また、介護の専門知識や技術が不足している場合、適切なケアを提供することが難しくなることも課題です。
これらの課題を解決するためには、ケアマネージャーとの連携が重要です。彼らの専門知識を活用することで、福祉用具の導入や住宅改修、介護サービスの利用など、適切な対策を講じることができます。
2.自宅環境の安全対策
自宅環境を整えるうえでいくつかのポイントをあげてみました。
特にバスルームやキッチンなどの滑りやすい場所に滑り止めマットを敷くことで、滑りや転倒のリスクを減らすことができます。階段や廊下、バスルームなどの危険な場所に手すりを取り付けることで、支えを提供し、転倒を防ぎます。併せて、室内の段差を解消するためにスロープや段差プレートを設置することで、つまづきによる転倒リスクを軽減します。
照明を増やし、特に夜間の視認性を高めることで、転倒事故を防ぎます。
ちょっとした、家具の配置に関しては、位置を変更することで自宅の動線を短くすることができたりもします。また、家具を移動の動線上に置くことで手すり代わりにする。余計な荷物を片づける、コンセントをまとめるなど、自宅にあるものを工夫するだけでも安全対策になります。
※POINT:介護保険の要支援または要介護認定をお持ちの方で、在宅での生活のために住宅改修を行う場合、20万円までの改修費用に対して自己負担割合に応じた介護保険の給付が受けられます。各自治体によって申請手続きが違います。担当ケアマネージャーに一度、相談してみてください。
3.介護用具の選び方と使い方
利用者本人の心身の状況に併せて福祉用具を選ぶことが重要です。「転倒事故が怖いから」と言って、歩ける能力があるのにも関わらず車いすを利用をしてしまうと、利用者の「歩ける能力」を奪ってしまうことにもつながりかねません。
福祉用具のレンタルを検討する際には担当ケアマネージャーに一度、ご相談してみることをお勧めします。
ここでは、介護保険でレンタル(貸与)できる項目の中からいくつか紹介します。
介護ベッドの選び方としては、利用者の体格や健康状態に合ったサイズと機能を選ぶことが重要です。例えば、高齢者や身体が不自由な人には、背上げ機能や高さ調整機能が付いたベッドが適しています。また、設置場所としては、利用者が安心して使える明るく、通気の良い場所を選ぶことが大切です。ベッドの周りには必要最低限の家具を置き、移動がスムーズにできるようにすることも重要です。
車椅子:利用者の体格に合ったサイズを選び、クッション性のある座席や背もたれを確認しましょう。軽量で折りたたみ可能なタイプも便利です。使い方としては、ブレーキの位置や操作方法を確認し、段差や坂道を安全に移動するための練習が必要です。
歩行器:安定性の高いタイプを選び、ハンドルの高さが適切であることを確認します。ゴム製の脚先が滑り止め効果を持っているかも重要です。使い方としては、直立姿勢で歩行器を前方に押し進め、適切なタイミングで足を運ぶ練習をします。
これらの用具を使用することで利用者の自立を促進し安全に介助を行うことができます。
4.メンタルヘルスとサポート体制
家庭での介護には多くの課題も伴います。まず、家族の介護負担が大きくなりがちで、心身の疲労やストレスが溜まりやすい点が挙げられます。
お話しをお聞きすると、いまだに「家族が介護をするものだ」と思っている方もいらっしゃいます。介護疲れは利用者にとっても介護をされる家族にも悪影響を及ぼします。
ポイントとしては、家族の役割を明確にする、家族の介護負担を軽減するために介護サービスを利用するなど、介護を始めた段階から、担当ケアマネージャーに相談することを強くお勧めします。
【関連記事:ケアマネージャーが思う介護をするうえで家族の役割3つ】
5.終章
という訳で、自宅での介護環境を整えるためには、ケアマネージャーと連携し、福祉用具の導入や住宅改修、介護サービスの利用など、適切な対策を講じることが重要ということを説明してきました。又、介護をされる家族への介護負担も含めてケアマネージャーに相談されてください。
安心して介護を続けられる環境を作りましょう。最後までお読みいただきありがとうございました。
イデアのブログ記事をお読みいただきありがとうございます。
今回は、ケアマネージャーとしての働き方について、イデアでの取り組みを紹介したいと思います。
ケアマネージャーの仕事への満足度は高い?
公益財団法人介護労働安定センターが発表した「介護労働実態調査」によると
「仕事の満足は高い」と言うケアマネージャーのお仕事。介護労働実態調査における不足状況によると、介護従事者の不足状況(大いに不足・不足・やや不足)に関して、訪問介護や介護職員の値が80%~64%と高い値に対して、ケアマネに限れば32%と、思ったよりも低い値でした。
さまざまな数字上げて、実態調査の解釈がなされていましたが「賃金には満足していないが、働き方、労働条件に満足している」とのことでした。また、仕事上で相談できる窓口が無いなどの課題もありました。
ストレスとの向き合い方がだいじ
ケアマネージャーの仕事は責任感があり、やりがいを感じられる一方で、ストレスや疲労が溜まりやすい職種でもあります。長く続けるためには、気を付けているポイントがいくつかありますのでご紹介します。
1.セルフケアを大事にする: 自己管理は非常に重要です。定期的にリフレッシュする時間を設けたり、趣味に没頭することで、心身のバランスを保つことができます。例えば、訪問と訪問のあいだに空く時間帯は息抜きに使うなど工夫しています。職員のスケジュールに関しても、時間の使い方は基本的にまかせています。休日は趣味に時間を使うなどストレスとの向き合いかたも大事ですね。
2.適切な労働環境を整える:イデアでは在宅勤務と事務所での勤務、訪問などの外勤など、自分で勤務体系を選べる「ハイブリットワーク」を採用しています。自分に合った働き方を選べるのも一つの手です。
3.スキルアップを常に目指す: 専門知識や技術を磨くことで、自信を持って仕事をこなせるようになります。また、新しい知識が増えることで、仕事へのモチベーションも保ちやすくなります。イデアでは研修への参加費や法定研修やケアマネージャーの資格更新に伴う費用も全額法人で負担しています。お金に不安を持たない環境で学びを徹底しています。
4.サポート体制を強化する: 同僚や上司、家族、友人などの支えを受けながら働くことも大切です。誰かに感情を共有し相談することで、ストレス軽減になります。また、感謝の気持ちを持ち続けることで、人間関係も良好に保てます。
5.適度な運動を取り入れる: 体を動かすことで、ストレス発散や心身の健康維持が出来ます。適度な運動を日常生活に取り入れることで、疲労感も軽減され、リフレッシュすることができます。
さいごに
ケアマネージャーとして長く働き続けるためには、無理をせず自身のペースでバランスよく働くことが求められます。心と体を大切にしながら、無理なく続けることが最善です。
また、働き方や賃金も含めて「職員の働きやすい環境を作る」ことはイデアの企業理念でもあります。企業が、働く職員を孤独にならない状況を作ること。職員の働きがいや、幸せに貢献することを通して、利用者や家族への幸せに繋がることを祈ってやまないのでした。
【関連記事:個人ブログ・「在宅ワーク」の功罪と「ケアマネージャー」としての働き方について詳しく知りたい方は(↓)をクリック】
引用元「介護労働実態調査」
kaigo-center.or.jp/content/files/report/2023_jittai_chousagaiyou.pdf
在宅ワークとICTの整備について
前回の記事でご紹介しました。ケアマネージャーと言う仕事は、コロナ禍前(イデアが起業したのは、新型コロナウイルスが流行る直前でした)から在宅ワークと相性が良く、自宅で仕事が出来る環境を整備すれば仕事も生活の質も向上するはずだと常々考えていました。
実際に、起業当初からイデアでは在宅ワークとICTの整備に特に力を入れています。ICTの取り組みが遅れているとされる介護業界にあって、沖縄県内で在宅ワークができる環境の事業所ランキングがあるとすれば、その末尾に入ると思って自負しています。
前回に引き続き、事業所立ち上げから4年。イデアで実際に私が感じた「管理者は見た、聞いた」内容を基に、在宅勤務のメリット&デメリットを運営の立場から考えてみたいと思います。
課題:2 勤怠の管理の難しさに関して
テレワーク勤務ではオフィス勤務よりも従業員の勤怠管理が難しいとされています。2020年11月に三菱UFJリサーチ&コンサルティングが出したデータによると、テレワークを導入・実施していない理由として「従業員の勤怠管理や在席・勤務状況の確認が難しいから」との回答が14.6%でした。
通常の勤怠管理で多いのはタイムカードやICTカードをオフィスで読み込んで打刻するなど、客観的な記録によって勤務時間が確認される仕組みです。
一方、テレワークでの勤怠管理は、勤怠管理システムを導入しない場合エクセルなどの電子ファイルの出勤簿などに自己申告で記入する、上長などへのメールでの報告などの自己申告によって成り立つものが多いです。そのため従業員側も管理者側も信憑性にやや疑問を感じざるを得ません。
【まとめて紹介】テレワークにおけるメリット・デメリットとは?|法人のお客さま|NTT東日本 より抜粋
ICT機器を活用した勤怠管理
イデアでは、勤怠管理の一環として上長(管理者)へのICT機器ツール(主にlineワークス)による報告を以って勤怠管理を行っています。
テレワークや事務所への出勤も含め、始業は、8:00を原則としており、弊社の就業規則できちんと明記されています。
ですが、在宅ワークを「勤務時間を自分で自由に決められる」と勘違いする職員もいて「始業時間を過ぎても一向に報告が無い」「そもそも勤怠の管理を理解していない」等、タイムカードが無いゆえに、勤怠への語弊も生まれています。
イデアでは、何度もミーティングを重ねては勤怠の重要性を話しており、遅刻に関して(始業時間及び終業時間にlineでの報告が無い、もしくは平気で遅れて報告を行う職員に対して)は減給への処置も対応しています。
皆が、決められたルールを守るだけで快適な職場環境が出来るはずが、一部の守れない(自分勝手に解釈をする)職員がいるとルールを厳格化せざるを得ない現状もあったりする訳であります。
【関連記事:個人ブログ・ケアマネージャーがICT機器を使ってみた】
在宅勤務のメリット&デメリットについて
以前、紹介したブログの内容から抜粋します。『国土交通省の2023年度調査によると、直近一年間に自宅などでテレワークをした会社員、公務員らの割合は16.1%で前年度から2.7ポイント減ったという記事を見ました。新型コロナウイルス感染症対策として普及したテレワーク(在宅ワーク)だが、週に1回~2回だけテレワークをする人の割合が増えており、出社と併用した働き方が広がりつつあるようだ』と記事は締めくくっています。
ケアマネージャーと言う仕事は、コロナ禍前(イデアが起業したのは、新型コロナウイルスが流行る直前でした)から在宅ワークと相性が良く、自宅で仕事が出来る環境を整備すれば仕事も生活の質も向上するはずだと常々考えていました。
実際、起業当初から在宅ワークとICTの整備に力を入れて、沖縄県内では在宅ワークができる環境の事業所ランキングとして末尾に入ると思います(そのようなランキングがあればですが)。
今回は、事業所立ち上げから4年。イデアで実際に私が感じた職員から聞いた「管理者は見た聞いた」内容を基に、在宅勤務のメリット&デメリットの観点から、課題をいくつか考えてみたいと思います。
課題:1 従業員のオンとオフの区別が出来なくなるのでは?と言う不安に対して
仕事とプライベートの距離感は人それぞれです。「家で仕事をしていると、緊張感が無くなる」「家事をしながら仕事ができるので助かる」「通勤時間の渋滞が緩和されるのでストレスがない」「気を抜くと、時間外や土日でも仕事をしてしまう」と、言ったメリット、デメリットが挙げられます。
イデアでは、事務所への出勤も在宅ワークも自由でlineワークスにスケジュールの報告をすれば自由に働き方は選べるメリットはそのまま。かく言う、私は「在宅勤務中心派」。毎週、月曜にイデアで開催される週間ミーティング以外は基本的に在宅ワークから始めます。
在宅ワークの恩恵をうける
その理由は、今年、娘が保育園から認定こども園へ進級したことで登園時間も変わった事。送り迎えは基本、私の役割だけれど、こども園の受け入れが保育園より30分遅い。
それだけで事務所へ出勤が間に合わない。毎週、月曜は祖父(私の父)に、朝の送りを頼むのが精いっぱいなので、このシフトは今年四月からシフトは譲れません(威張るな)。
会社の代表(私)がこんな調子なので、朝は事務所に居ないのが当たり前の風景。管理者(私)が朝に事務所に居ないのは良いか悪いかは置いておいて、大事なのは「出勤か在宅ワークか選べる自由がある」という職場風土が大事だと思います。「職場の皆、(特に上司)が、毎日、朝早くから出勤しているので、在宅ワークがやりにくい」という空気は微塵も無いイデアの職場環境でした。
課題:2「家で仕事をしていると、緊張感が無くなる」
逆にデメリットとしては、「家で仕事をしていると、緊張感が無くなる」について。イデアでは、在宅ワーク及び事務所へ出勤も自由に任せています。
「事務所で仕事をする方が集中できる。仕事の事で解らない事があれば、他のケアマネさんから聞けばいい。たわいない話をして愚痴や不満を発散したい」と、そう言って用事がないのに(失礼)事務所に来て過ごされるケアマネさんもいます。
時間の管理はしっかりと
ただ、時間外の労働は控える様に職員に言い聞かせています。パソコンからFAXを送ると通知が私に来るようになっています。土日に通知が来ると「時間外に仕事をしないように」と、伝えています。これは、後日話す「イデアの成果主義の功罪」と、原因が重なると思います。
後は、「家で仕事をしていると、緊張感が無くなる」ですが・・・。たまには良いのではありませんか(小声)。ケアマネージャーと言う仕事は精神的にとても疲労する「感情労働」の最もたる仕事だと思います。疲れたなら、少しくらい布団にダイブしても誰も見ていませんよ。ウフフ・・・ 御後がよろしいようで。それでは・・・
「在宅ワーク」の功罪と「ケアマネージャー」としての働き方について~その②~
【関連記事:個人ブログ「在宅ワーク」の功罪と「ケアマネージャー」としての働き方について(→をクリック)https://yabiccho-san.com/%e3%80%8c%e5%9c%a8%e5%ae%85%e3%83%af%e3%83%bc%e3%82%af%e3%80%8d%e3%81%ae%e5%8a%9f%e7%bd%aa%e3%81%a8%e3%80%8c%e3%82%b1%e3%82%a2%e3%83%9e%e3%83%8d%e3%83%bc%e3%82%b8%e3%83%a3%e3%83%bc%e3%80%8d%e3%81%a8/】
マナビのチカラ
ケアマネジャーとして業務をしていると、「知識」の必要性を嫌と言うほど実感します。もちろん、どの職業、職種においても、「知識」と「経験」は必要だと言える事でしょう。
医療や介護、福祉においても、特にケアマネジャーのお仕事に関しては、学ぶことを続ける事が出来る人じゃなければ続けていくことはできないと思います。
【前回の記事より:マナビノチカラその①】
無資格で介護職へ飛び込む
いきなり、私個人の経験談で恐縮ですが、今から、17年前に無資格で「介護業界」に飛び込んだ私。「子供の頃から祖父母に育てられたので、恩返しだと思いこの仕事を選びました」と、モチベーション高く、当時は若かったこともあり身体的な負担や夜勤も厭わず介護の現場が自分にはとてもあっていたと感じました。
職場環境もそうですが人間関係も含めてとても楽しく「これは、私にとって天職だ」と想ったことが昨日の事のように思い出せます。
ある日、介護職として働いていた私に看護部の部長さんが私に言いました。
知識と言う根拠の裏付け
「あなたは、とてもこの道に向いている人だと思う。だからこそ言うけれど、この仕事を選んだからには一生懸命に学びなさい。自己流になったらいけない。自己流になると人は視野が狭くなる。テキストに書かれている先人の知識と経験を学びなさい」
と、真剣に話してくれました。「知識があれば、自分の仕事に説明ができる。根拠がある、裏付けされたケアに対して人は信頼するものだ」と、部長は話されていました。そのエピソードを忘れた事はありません。
機転を利かすということ
ケアマネジャーの業務は、利用者やご家族が抱える問題に対して解決に導く為に知識と経験に培った能力が問われます。
様々な問題(困りごと)に対して、状況に応じて利用者への問題解決に対して社会資源(介護保険制度をはじめとした社会保障の知識)に精通するだけではなく、インフォーマルサポート(家族だけでなく地域の協力も含む)を活用する必要もあり、思いもよらないトラブルに対して臨機応変に対応を問われます。
「デイサービスを週3回にヘルパーを週1回、お掃除でスケジュールを組みましょう」と、介護保険サービスに繋げれば利用者やご家族の問題がすべて解決する!と言うのなら、ケアマネジャーは必要ないと思っています。
私個人の意見ではありますが、心の底では密かに思っています。「介護保険に繋いだから介護のすべてが解決できるほど、人間はそんなに単純じゃねぇんだよ」って。
信頼関係というみえない評価
利用者やそのご家族を含めて支援していく前提として必要な条件が「信頼関係」を築くことが大前提だと、どのケアマネジャーに聞いてもそう答えると思います。単純に信頼関係とは何かと言われて「私は、利用者や家族と信頼関係はできている」と、私も含めてそう思ってしまいがちです。
ですが、大切なことは「この人は信頼できる人だ」と思うのは、私ケアマネジャー側からの意見では無く、あくまで利用者やご家族の立場からの評価だという事です。
そして、利用者や家族という相手の心の中身は知れるはずもありません。「ケアマネジャーはいつも、利用者や家族から試されている」と、思って私は毎回、訪問時に面談に臨みます。初回の訪問から始まり、毎回すべての面談が真剣勝負で利用者やご家族の話を聴き、真摯に対応しています。
解らない事に対しては相手に対して説明する事も大事です。私が解らない事に対しても、きちんとお調べをしてから回答すると言う対応も大事にしています。
ですが、それ以上に「相手の話に対して真摯に耳を傾けて傾聴する」と言う姿勢さえも知識がないと実践できません。コミュニケーション能力が高くないとケアマネジャーのお仕事は出来ないのかと、思うかもしれませんが「対人援助技術」と言う知識を学ぶ事でスキルを高められます。
【関連記事:個人ブログ・「ケアマネージャーが機転を利かすということ」】
おひとりさまの老後
「結婚していてもしていなくても、最後は必ずひとりになる。でも、知恵と工夫さえあれば、老後の一人暮らしは怖くない」と、謳ってベストセラーになった、上野千鶴子著「おひとりさまの老後」。
上野千鶴子氏のファンで過去の著書は何冊も読んでいるのだが、高齢者を支援する立場から、この本だけは素直に読めなかった私に改めて考えさせられる本を先日読んだ。
タイトルがズバリ、沢村香苗著「老後ひとり難民」だ。「世はおひとりさまブームだが、『ひとり』のまま老後を迎えて本当に大丈夫だろうか?」と、警鐘をならします。
配偶者や子供などの「身元保証人」がいない高齢者は、入院だけでなく、施設への入居を断れることも多い。認知機能や身体機能の低下が原因で起こる様々な老後の現実問題を提起した一冊になっています。
身寄りがいないと困難事例に…
実際に、新規相談で依頼があった際に、イデアでも事前に確認する基本情報として「キーパーソン(身元保証人)」の有無を確認する事になっています。
キーパーソン不在、いわゆる「おひとりさま」だと、困難事例の扱いになってしまうケースもあります。
もちろん、そうならないように事前の確認や関係機関との連携を密に図り支援に臨むわけだが、「おひとりさま」に対応できる「ケアマネ」もベテランのケアマネに委ねるなど対応は限られています。
介護保険制度は家族が居る事を前提に制度設計されているという事実について
実際に著書「老後ひとり難民」を読んだときに考えさせられたのだが、「介護保険は面倒を看る事のできる家族が居る事を前提に制度設計されている」という、沢村氏の指摘が秀逸でした。
戦後、同じように創設された年金制度も老後は子供たち、同居家族の世話(扶養)になることを前提に制度を設計されています。
老齢基礎年金だけで老後の独り暮らしができるはずもないのは明らかだからです。
厚生労働省の構想では、市町村や社会福祉協議会(社協)などの相談窓口に「コーディネーター」を配置し、法律相談や終活支援、財産管理、死後の残置物処分等を委託できる民間業者へ繋ぐとしているが、民間業者も少なく値段もピンキリで法的な制度もされていません。
例え契約が出来たとしても、「支払った金額に対して対価を感じられない」と、トラブルになるケースも多いです。
「もし、認知症なって意思決定が難しくなったら、体が言う事が利かなくなったら・・・」と考える事を、そもそも想像したくも無いという高齢者も多いのが、現場で働いていると実感として感じます(あくまで、私個人の意見です)。
身寄りがいない「おひとりさま」利用者の身元保証人の代わりの役割を誰が対応するのか?が、疑問になります。
「病院受診に自分で行けなくなったら誰が連れて行ってくれるの?」「銀行から金銭の引き出しをするの?コンビニで公共料金の支払いを誰がしてくれるの?」「入院になったら誰が連帯保証人になるの?入院中の必要な物品や差し入れは誰が持ってくるの?」「自分が亡くなったら誰が住まいを、葬儀をしてくれるの?」
答えはもちろん教科書に書いていません。
家族(身元保証人)の役割は「ケアマネ」に丸投げすればよいという『無言の圧力』
問題なのは、実際に誰が身寄りがいない利用者に対して、「社会資源に繋げる為の手続きをするのか」と言う疑問です。
社会資源に繋げる前に、利用者から制度の説明と承諾を得る必要があります。制度や民間事業者に繋ぐともちろん費用も発します。
費用の面も、もちろん説明します。
すると…「お前(私:ケアマネ)に頼めばタダでやってくれるのだろう?」
と、過去に言われたことも実際にあることも記しておきます。
又、「おひとりさま」を支援していて、感じるのことは『家族(身元保証人)の役割は「ケアマネ」に丸投げすればよい』という、『無言の圧力』です。
例の一つとして「ケアマネが病院受診の付き添いをしれくれる」と、医療機関からも実際に言われた事があります。
現場では実際に対応しているケアマネも多く業務の圧迫になっています。
さいごに
国会では介護保険法の制度見直し時期になると「ケアマネも自己負担を導入するべき」という論調が挙がってきます。
利用者から自己負担を頂くと、公正中立が保てなくなる云々の前に「ケアマネの業務の範囲内を明確にすべきだ」と、何年も前から思っています。
ようやく「ケアマネのシャドウワーク(業務範囲外の仕事)」を明確すべきだと論議が上がってきたのは喜ばしい事でもある一方で・・・「トイレットペーパーの芯を流したら便所が詰まったから直しに来い!」と、利用者に言われて仕事帰りに便所掃除に行ったことが昨日の事の様に思いかえされる私です。
※参考文献:上野千鶴子著「おひとりさまの老後」、沢村香苗著「老後ひとり難民」、橘玲著、「D・D(どっちもどっち)論~解決できない問題~には理由がある
【関連記事:個人ブログ・「老後ひとり難民」を読んでわかる独居高齢者が直面する3つの課題を読むなら(↓)をクリック】
「休日は仕事の電話やメールは無視したいけれど、上司や仕事関係者からの連絡は無視できない」、「勤務時間外でも連絡がくるとリラックスできない」と、休日や時間外の仕事の連絡に悩むことはありませんか?
今回は、そんな方に向けて、「つながらない権利」から考える、仕事との距離の取り方をテーマに記事を書きました。
今回は、参考テキストとして、ブレイディみかこ著、『転がる珠玉のように』から「つながらない権利」を一部、引用しています。
「つながらない権利」とは何か?と、聞きなれない言葉に「??」となる方もいると思います。日本では「時間外労働ハラスメント」のほうが有名だと思います。
「つながらない権利」は、「労働者が労働時間外に安心して休息を取れるようにし、健康的なワークライフバランスを維持するためのもの」で、フランスでは2017年に法制化されました。他の国(ポルトガルなど)でも議論が進められています。
企業側には、労働者の権利を尊重し、無理な連絡を避けることが求められます。特に、メールや電話の使用に関してガイドラインを設定することで、労働者の精神的・身体的な健康を守る取り組みが重要となります。
時間外や休日に仕事の連絡から解放される「つながらない権利」ですが、先日、ブレイディみかこ著「転がる珠玉のように」というエッセイで「つながらない権利」というタイトルを読みました。
著者の、みかこと出会ったとある女性がメールで上司とのやり取りにストレスを感じているという話です。
「夜とか早朝にも(上司からの)メッセージがくるのがつらくて。勤務時間外にさすがに電話は無いけど、既読になっているのがわかると返事しないわけにはいかないし」と、愚痴をこぼすシーンが印象的でした。
「スマホはライフワークバランスの敵だなって、つくづく思う」と笑っていたが、人間はコンピュータではないから24時間繋がっている訳にはいかないと著書は話します。
(以下、引用)
昨今、話題になっている「つながらない権利」がまさにこのことだ。ポルトガルではすでに「つながらない権利」が法制化されていて、勤務時間外に企業が従業員に連絡してはいけないことになっているそうだ。もちろん、いくつか例外と見なされるケースはあるが、原則として、勤務時間外に上司が部下に連絡したりすると、企業に罰金が科されるらしい。
「つながらない権利」が労働者の権利として注目されるようになってきたのは、ハイブリッドワーク制を取り入れた企業が増えたからだ。自宅で働くことが許されると、自由になれるような気がする。が、なぜか在宅勤務が広がると、企業は勤務時間外にも従業員たちに連絡を取るようになってしまったという。ロックダウン中に「どこにいてもテクノロジーがあればつながれる」ことを実感したせいなのか、「どうせ家で働いているのだから、勤務時間なんてあってないようなもの」と思うようになってしまったのかは謎である。
しかし、時間に関係なく連絡を取れる側からすれば、常にご主人様の呼びかけに応じなければならない住み込みの召使になったようなもので、気が休まらない。
(ブレイディみかこ著、『転がる珠玉のように』206ページより引用)
本文でも、「つながらない権利」が労働者の権利として注目されるようになってきたのは、ハイブリッドワーク制を取り入れた企業が増えたからと、ありましたが、ハイブリッドワーク(出社と在宅ワークが可能)な環境が原因だと思います。
特に、コミュニケーションツールの要である携帯電話の進歩が目覚ましいと思います。Lineアプリで気軽に連絡が出来て、内容を読んでくれた証である「既読」が付くのも便利で有難いなぁ~と思います。
アプリ機能だけではなく、ショートメールにも同じ機能が付く時代になりました。繋がり易い世の中だからこそ、最近はその弊害も感じる様になったというのが今回の主題でもあります。
特に、イデアでは、ハイブリッドワーク(出社と在宅ワークを自由に選べる)体制をとっているので、直接あって会話をする機会よりもコミュニケーションツール(lineワークス)などで連絡を取ることが多いのですが、時間外や休日には職員への連絡を極力控えています。
「テレワーク」の功罪と「ケアマネージャー」としての働き方について~その①~
「在宅ワーク」の功罪と「ケアマネージャー」としての働き方について~その②~
逆に、勤務時間内であれば、「事務所に寄れない」などと小まめに共有ラインで報告をするなど、コミュニケーションには積極的に取るように心がけています。ちょっとした心遣いで働きやすい環境も作れるのではと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
※「つながる権利」と「ケアマネジャーのお仕事」についてを改題し加筆修正しました
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ハイブリッドワークという考え方
国土交通省の2023年度調査によると、直近一年間に自宅などでテレワークをした会社員、公務員らの割合は16.1%で前年度から2.7ポイント減ったという記事を見た。
新型コロナウイルス感染症対策として普及したテレワーク(在宅ワーク)だが、週に1回~2回だけテレワークをする人の割合が増えており、出社と併用した働き方が広がりつつあるようだと記事は締めくくっている。
もちろん、業種や勤務地によって格差はあると思うけれど「基本的には会社に出社して仕事をしたい(しなければならない)」と思う、現役の働き手が多い事を示唆するデータだと思われる。あとは職場の空気とか、会社内の人間関係を肌で感じる方が良い等とこのデータを基にテーマを深堀すれば話は尽きないと思う。
イデアでは、事務所への出勤も在宅ワークも自由でlineワークスにスケジュールの報告をすれば自由に働き方は選べるメリットはそのままだ。出社と在宅ワークの組み合わせが自由な候環境を「ハイブリッドワーク」と言うらしい。
「テレワーク」の功罪と「ケアマネージャー」としての働き方について~その①~
「在宅ワーク」の功罪と「ケアマネージャー」としての働き方について~その②~
その一番の恩恵を授かっているのが私だと思う。私事だが、新年度から娘が保育年から認定こども園へ進級したことで登園時間も変わった。送り迎えは基本、私の役割だけれど、こども園の受け入れが保育園より30分遅い。
それだけで事務所へ出勤が間に合わない、前の職場に勤めていたら、遅刻が確定の毎日に明日にでも辞表を提出していたと思う(妻に仕事を辞めてくれだなんで口が裂けても言えない)。
会社の代表(私)がこんな調子なので、朝は事務所に居ないのが当たり前の風景。管理者(私)が朝に事務所に居ないのは良いか悪いかは置いておいて、大事なのは「出勤か在宅ワークか選べる自由がある」という職場風土が大事だと思う。「職場の皆、(特に上司)が朝早く出勤しているので、在宅ワークがやりにくい」という空気は微塵も無いイデアの職場環境でした。
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