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日別アーカイブ: 2026年5月18日

【BCP災害対策訓練を実施しました】 “もしも”に備え、利用者様の暮らしを守るために

【BCP災害対策訓練を実施しました】

“もしも”に備え、利用者様の暮らしを守るために

近年、日本各地で地震や台風、大雨などの自然災害が頻発しています。
介護の現場においても、「災害時にどのように利用者様の生活を守るか」が大きな課題となっています。

指定居宅介護支援事業所イデアでは、2024年度から義務化された「BCP(業務継続計画)」の策定に伴い、災害発生時を想定したBCP災害対策訓練を実施しました。

今回の訓練では、災害発生時の初動対応や連絡体制、利用者様の安否確認方法などについて、職員同士で具体的に検討を行いました。

BCPとは?

BCP(Business Continuity Plan)とは、「業務継続計画」のことです。

地震や台風、感染症などの緊急事態が発生した場合でも、介護サービスを可能な限り継続し、利用者様の生活を守るための計画を指します。

特に居宅介護支援事業所では、

  • 利用者様の安否確認
  • 必要な支援の継続
  • 医療・行政との連携
  • ケアマネジャー同士の連絡体制

などが非常に重要になります。

今回想定した災害シナリオ

今回の訓練では、

「午前11時、沖縄本島近海を震源とする大規模地震が発生し、那覇市・浦添市・豊見城市で震度6強を観測した」

という状況を想定しました。

さらに、

  • 停電
  • 通信障害
  • 交通混乱

が発生している状況下で、

  • 「事務所にいる場合」
  • 「利用者様宅を訪問中の場合」

の2つのパターンについて、ワークショップ形式で検討を行いました。

通信障害時の連絡手段を確認

災害時には、通常の電話が繋がらなくなる可能性があります。

そのため今回の訓練では、複数の代替手段を共有しました。

活用を想定した連絡手段

  • LINE・LINE WORKS
  • ショートメール(SMS)
  • Gmailなどの電子メール
  • 災害用伝言ダイヤル

また、状況によっては、

  • 利用者様宅の固定電話を借りる
  • 近隣住民へ協力を依頼する
  • メモを残す
  • 無線機やFAXを活用する

など、「その場で工夫して連絡を取る」ことの重要性も確認しました。

災害時は、一つの連絡手段だけに依存しないことが大切です。

安否確認で優先すべき利用者様とは?

今回の訓練では、「誰を優先して確認するべきか」についても話し合いました。

特に優先度が高いと確認されたのは、

  • 独居(一人暮らし)の方
  • 認知症の方
  • 障害をお持ちの方
  • 家族支援が得られにくい方
  • 在宅酸素など医療依存度の高い方

です。

災害時には、普段以上に支援の必要性が高まるため、状況を迅速に把握し、必要に応じて避難支援や関係機関との連携を行う必要があります。

現場で確認すべきこと

実際に訪問した際には、以下の確認を優先することを共有しました。

① 怪我の有無

まずは利用者様やご家族の怪我の状況を確認します。

必要に応じて、

  • 応急処置
  • 避難誘導
  • 119番通報

などを判断します。

② 二次災害の危険性

  • 火災
  • ガス漏れ
  • 建物倒壊
  • 脱出経路の確保

などを確認し、安全に行動できる状況かを判断します。

③ ライフラインの状況

特に重要視されたのが、

  • トイレ
  • 食料

の確認でした。

断水時には、無理にトイレを流すことで逆流する危険もあるため、

「ポータブルトイレを活用する」

などの具体的な声掛けの必要性も確認されました。

また、

  • 食料
  • 常備薬

が3日分程度確保できているかも重要な確認項目です。

「まずは自分と家族の安全確認」が大前提

訓練の最後には、代表から事業所としての方針が共有されました。

その中で最も強調されたのが、

「まずは自分自身と家族の安全確認を最優先にすること」

でした。

支援職である私たちは、「利用者様を助けなければ」という思いが強くなります。

しかし、自分自身や家族が危険な状況では、継続的な支援を行うことはできません。

だからこそ、

  • 自宅の安全確認
  • 家族の安否確認
  • 自身の安全確保

を行ったうえで、事業所へ連絡し、支援体制に入ることが大切であると再確認しました。

BCP発令基準について

指定居宅介護支援事業所イデアでは、

  • 震度5強以上の地震
  • 大雨洪水警報
  • 台風が暴風域に入る見込み

などの場合にBCPを発令し、LINE等を通じて職員へ指示を行う体制となっています。

災害時にも「地域で暮らし続ける」を支えるために

災害は、いつ起こるかわかりません。

だからこそ、普段から備え、訓練し、課題を確認しておくことが重要です。

今回の訓練を通して、

  • 連絡体制
  • 安否確認の優先順位
  • 初動対応
  • 地域との連携

について、多くの学びと課題を共有することができました。

指定居宅介護支援事業所イデアでは、これからも地域の皆様が安心して在宅生活を続けられるよう、災害時の支援体制づくりに取り組んでまいります。