-
最近の投稿
アーカイブ
カテゴリー
投稿日カレンダー
こんにちは。
指定居宅介護支援事業所イデアの屋比久です。
令和8年6月18日、定期巡回ステーションいのりで開催された研修発表会に参加してきました。
今回の研修では、
という3つのテーマについて発表が行われました。
ケアマネジャーとして日々利用者やご家族と関わる中で、多くの学びと気づきを得ることができましたので、その内容をご紹介します。
最初の発表は、管理栄養士の山里様による「体重増加を目標とした支援」の事例報告でした。
対象は87歳の男性利用者です。
妻との死別後、喪失感から食事量が低下し、約10kgもの体重減少がみられていました。また、流涎(よだれ)が目立つようになり、口腔機能や嚥下機能の低下も課題となっていました。
そこで実施されたのが短期集中型訪問サービスです。
月2回程度の訪問を行い、
など、多角的な支援が実施されました。
特に印象的だったのは、「親子丼」のように食べやすく、かつエネルギーを確保しやすい食事を提案していた点です。
その結果、ミキサー食から固形食への移行が進み、摂取エネルギー量が増加。体重も約2kg増加するなど、大きな改善がみられました。
一方で、短期集中サービス終了後に再び低栄養状態へ戻るリスクも指摘されており、継続的なフォロー体制の重要性が共有されました。
ケアマネジャーとしても、栄養状態の変化を早期に把握し、必要な専門職へつなぐ役割の重要性を改めて感じました。
続いて、Aチームによる看取りケアに関する発表が行われました。
近年、住み慣れた自宅や施設で最期を迎えたいと希望される方が増えています。そのため、訪問看護やケアマネジャーには、本人だけでなく家族への支援も含めた看取りケアが求められています。
今回の発表では、スタッフへのアンケート結果をもとに作成した看取りケアマニュアルについて紹介がありました。
発表の中で特に印象に残ったのは、
「看取りは本人だけでなく、家族のケアでもある」
という考え方です。
初回介入時から利用者や家族の不安に寄り添い、信頼関係を築くこと。
そして臨死期には、
などを通して、安心して最期の時間を過ごせるよう支援しているとのことでした。
また、エンゼルケアを可能な限り家族と一緒に行い、後悔のないお別れにつなげる取り組みも紹介されました。
質疑応答では私から、
「看取り支援の際にケアマネジャーへ期待する役割は何か」
という質問をさせていただきました。
その中で、
などが重要であるとの意見交換が行われました。
看取り支援においては、多職種連携の質が利用者や家族の安心につながることを改めて実感しました。
最後はBチームによる接遇に関する発表でした。
訪問看護や訪問介護、ケアマネジャーなど在宅支援に携わる職種は、利用者の「自宅」というプライベートな空間へ訪問します。
そのため、医療や介護の専門知識だけでなく、接遇やコミュニケーション能力も非常に重要です。
発表では、
など、基本的な接遇の重要性が改めて確認されました。
また、
といったコミュニケーションの工夫も紹介されました。
特に印象的だったのは、
「利用者を好きになり、関心を持つことで自然とリスペクトやホスピタリティが生まれる」
という言葉です。
技術や知識だけではなく、利用者一人ひとりへの関心や敬意が支援の質を高めることを再認識しました。
今回の研修では、「栄養改善」「看取りケア」「接遇」という一見異なるテーマが取り上げられましたが、その根底には共通する考え方がありました。
それは、
「利用者本人だけでなく、家族も含めて支えること」
です。
介護保険サービスは単に制度を利用するだけではなく、人と人との関わりによって成り立っています。
ケアマネジャーとして、
を今後も意識しながら支援に取り組んでいきたいと思います。
定期巡回ステーションいのりの皆さま、貴重な学びの機会をありがとうございました。
当事業所では、介護に関するご相談やケアプラン作成、介護サービスの調整などを行っています。
「介護サービスを利用したい」
「家族の介護について相談したい」
「在宅での看取りについて相談したい」
など、お困りごとがございましたらお気軽にご相談ください。
地域の皆さまが安心して在宅生活を続けられるよう支援してまいります。